6日目:デリーで観光

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早朝5時前にバスパークに到着。朝からすごい賑わいです。デリーメトロの始発がまだなので、バスパークの売店でチャイを飲んで時間をつぶす。いま気付いたのだが、なんとゴミ箱があるではないか。みんなゴミ箱を使っているのだろうか。むしろゴミ箱をゴミと勘違いしていないだろうか。あたりはゴミだらけなんだけど。
始発の時間になったので駅まで行く。メトロカードを持っていたためスムーズだったが、チケットブースは人だかり。みんなカード持ってないんだね。ホームで待つことしばらくして電車が来た。

これからデリーのアクシャルダム寺院を目指します。今回唯一の観光です。
アクシャルダム寺院について簡単に説明しましょう。世界一大きいヒンドゥー教寺院で、とにかく豪華。アトラクションや光と水のショーが催されたりとエンタメ要素も強く、ひとつの行楽地として定着している。観光客も非常に多く訪れる。セキュリティが厳重で、写真撮影が禁止なのが残念すぎる。
ムルジさん一家も先日までデリーにいたわけですが、かれらもこの寺院を訪れたという。その話を聞いて、来てみることにしたんだ。
最寄り駅はアクシャルダム。そのまんま。駅に到着したのが朝7時前。だが寺院オープンが9時半。まだだいぶ時間があるじゃないか。が、とりあえず行ってみる。駅前は意外ときれいでレンタル自転車なんかもあった。まだ人通りが少ない道を歩くこと5分程度、寺院のエントランスに到着。広い駐車場が見えてきた。

アクシャルダム寺院はとてつもなく広く、敷地内に様々な施設がある。運よく、朝7時から入れる寺院があった。ここで朝の礼拝が行われるわけなので、当然俺はそこに行く。続々とインド人たちが集まってきている。ちなみに、一応ドレスコードがあり、エントランスでチェックがなされるのだが、俺は外国人だったからか何も言われなかった。
その後荷物チェックがあり、入場を許される。寺院からあふれるほどの人が集まっており、みんな真剣である。インド人の一日は礼拝からはじまるといったけど、これは当たり前のことだ。インドでは、いや日本以外の国では宗教が生活の根底にある。人は一人で生きているわけではない。家族や友人知人の助けももちろんあるだろうが、神のご加護があるわけである。だから神へ感謝を捧げるのである。たとえその日何か災難があったとしても、それも神の導きであり、宿命なのである。
神の導きをごく自然に受け入れることが、幸せな人生をつくる根幹なのだ。

偉そうなことを書きましたが、肝心の礼拝の意味はまったくわからず(笑)。礼拝が終わり、別の施設で講和が始まる。ヒンドゥーの僧侶が登壇し、お話をしてくれる。どんどん集まるインド人。その数およそ200人はいたであろう。時々笑いも起こっていたので堅苦しい話ばかりではないのだろう。こういった施設は他にもあり、各所で大勢が講和に耳を傾けている。ヒンディー語なので、内容はこれまたまったくわからず、うとうとしていた。涼しくて気持ちいいんだ。講話が終わるとみんな一斉にいなくなり、施設のドアも閉められる。
ちなみにアクシャルダム寺院オリジナルのプラサードをもらえました。箱入りでおみやげっぽいです。

そしてようやくアクシャルダム寺院の開場を待つことに。壁沿いに人々の列ができ始めている。意外と外国人の姿はほとんどなく、インド人だらけだった。ここはデートスポットでもあるようで、若いカップルが目立った。田舎ではまだまだこういった風景は見られないけど、デリーともなるとさすがである。
エントランスがオープン。いつものように荷物チェックが行われ、その後荷物預かり所で預ける。ここでは写真撮影が禁止であり、貴重品以外は、何も持っていてはいけない。セキュリティチェックも行われるため、金属類もすぐに見つかる。俺はタバコとマッチをポケットにしまい忘れており、見事に没収された。ちなみに入場料は無料です。

アクシャルダム寺院はホントにすさまじかった。贅の限りを尽くした豪華絢爛ぶり。その壮大ぶりをここで表現するのはクソめんどくさいため、各々検索してくれや。特筆すべき点として、パーク内はとても清潔でごみひとつ落ちていない。清掃員が掃除マシーンに搭乗し、縦横無尽に常に掃除している。訪問者もそこをわきまえている。すぐにゴミを捨てたりつばを吐くチャイナ野郎のような下品な馬鹿者は誰一人としていない。
敷地内には大きな池やフードコート、ショッピングセンターなどもあり、ここで丸一日過ごせる。フードコートで朝ごはん(サモサ)を食べていると、リスがうろついててかわいかった。せっかくなのでいろんなものを食べてみようと、ナゾの球体スナック(ナゾの液体を入れて食べる)を試してみた。クソまずかった。

時間にはかなり余裕があるため、植え込み脇の木陰で1時間ほど昼寝。ここならドロボーされないだろう(この発想はすごく危険!)。昼寝から目覚め、ようやく出発。寺院を後にする。気温はだいぶ上がっており、かなり暑くなってきている。これからメトロでニューデリーに向かいます。そしてニューデリーへの道がまた難しかった。ほんとわかんねえ。いろんな人に聞いてみても、答えが帰ってこないんだよね。こうしてみればいいんじゃないか、みたいな返答で。駅員ですらそうなんだ。

ま、なんとかニューデリーに着きました。日本へのおみやげを買うことが目的なので、ほとんどコンノートプレイスを中心に、有名なINAマーケットや圧巻のパリカ・バザールなどをうろついていた。インドの都会の喧騒というのも懐かしい。路上生活者も大勢いるのであるが、多くの人が豊かにみえる。車も大変多い。物乞いも多いしハトも多い。
ちなみに、デリー・ハットという有名なマーケットがある。今回、オートリキシャでデリー・ハットを目指したところ、クソバカインド人にやられた。「デリーハット」という謎のみやげ屋に連れて行かれた(笑)。リキシャドライバーと店が結託しているんだろうね。俺も完全に油断してたわ。
インドでもっともお買い得なもの、それは革製品だ。牛がたくさんいるからなのかわからないが、皮革産業が盛んであり、高品質の革製品が信じられない安さで手に入る。靴なんかもそうだね。ただし、金具を使っている製品には注意。金具は作りが粗い。
ほかに、コンノートプレイスで買い物に便利なのが「カーディ・バワン」という店。チェーンらしい。カディコットン(昔ながらの手紡ぎ品)を中心に、スパイス、アーユルベーダ、コスメ、置物、食品などなんでもある。買い物して店を出る際に、スタンプされたレシートを見せないと出ることができない。
あまりの暑さと人の多さに疲れ果てたので、休憩をしようと存じます。涼しい映画館で寝よう。この界隈には大きな映画館が2つある。上映作品は2本程度。インドって映画大国じゃなかったの?しかもどちらの映画館も同じラインアップだ(笑)。

「子供、イチマイ」
「ちょっと待て、荷物の持ち込みは禁止だ」
「じゃあ荷物預かってくれ」
「ダメ。その辺のクロークに預かってもらえ」

信用できるかもわからないところに大事な荷物を預けられるかボケ。
仕方ないのでその辺のカフェで休憩。暑いしもう動く気にはなれない。もうデリーはおなかいっぱい。帰りたい。風呂入りたい。NARUTOのゲームの続きやりたい。

ぼちぼち空港に向かいますか。再びデリーメトロに乗ってIGI空港へ。ここからだとオレンジライン一本だからラク。ヨユー。
空港入場前のセキュリティチェック。たとえ見送りでもパスポート不携帯だと入場はできない。帰国もエアインディア。この空港は、インドとは思えないほどキレイですばらしいのだが、大して面白みもないためさっさとチェックインカウンターへ突撃。インド人どもの手続きが遅くてイライライライラですよ。チェックインして荷物預けたらさっさとセキュリティチェックへ。セキュリティチェックでまたしてもライターを没収される(笑)。懲りないボク。出国審査を通過した後はずっとロビーで寝てた。ちなみに喫煙所は檻のようになっていました。

飛行機は予定通り21時に出発。フライトは約8時間。日本に着くのは翌日の午前中である。行きと違って帰国便は満席。どうやって過ごしていたのかほとんど憶えていない。まったく記憶がない。エアインディアの機内サービスはひどいもので、ロクな映画がない(2回目)。俺はへそを曲げて寝ていた。ビールはけっこう飲んでた。

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