再会、説得、真相

 えーっと、中央駅からクソ暑い中歩いて歩いてフラフラになってやばい状態になった頃宿に到着した、ってことでしたね。そして汗で全身ずぶぬれになっていたこともあり、飛び込むようにシャワーに行ったわけだ。さっぱりしてソフトドリンクを飲んでようやく復活しました。そうだ、今まで言及してなかったかもしれないけど、ゲストハウスには必ず天井に巨大なファンがついており、涼をとることができるわけですが、これが意外と涼しくて、エアコンなしでも死ぬことはまずないわけですよ。むしろこれに慣れるとエアコンが体に響いてしまう。いや~な涼しさに感じる。まあインドでエアコンは善し悪しで、体調を守るために時にはエアコンは必要ではあるが、このクソ暑い国ではカレーを食べてしっかり排泄していれば、とりあえず体は守れる。体を冷やすには、シャワーを浴びてずぶ濡れ状態でファンに当たること。日中だったら風邪をひくことはないし、とても気持ちいい。

 部屋には幸い机があったので、日本に書く手紙の清書をする。カンニャークマリで下書きをし、マドゥライで写真を現像し、やっと清書ですわ。紙には罫線が入ってないので慎重に書かないと。手先が器用な俺だけど、罫線がないと右上がりになってしまうタイプなんだ。

 体がすっかり乾き、、あちーーー!暑いわやっぱり。もう!暑いなあ。あまりの暑さに部屋のドアを開け放つ。ふと近くの部屋をみると、そこも暑いんだろうね、ドア開きっぱなし。ベッドの上でぐたーーっとしているのは日本人に見える。っていうか・・・Y君じゃないの・・・。みなさんはY君を憶えていますか?アウランガーバードのクソユースホステルで出会い、行動を共にした日本人青年。少なすぎる所持金で計画性皆無な彼である。

 旅をしていると再会はけっこうある。みんな同じようなガイドブック持っていると、紹介されている宿にとりあえず行くから、かぶるんだよね。でもY君とここで会うことは考えられなかった。そもそも、ムンバイ以降のスケジュールを提案したのは俺自身で、彼は北上してデリーOUTの予定。所持金的にもう帰国していてもおかしくないはずだった。これは何かわけがありそうだな。

 話がここで少し飛ぶ。Y君との再会を驚いていると、別の日本人がいたようで、彼が突如話に入ってきました。そしてこのような会話がなされる。なお、ある固有名詞は伏せますが、わかる人には一発でわかるでしょう。で、その彼は南下してきたというので聞いてみる。

 「これからチェンナイ出たらプリーに行くのよ。プリーは行った?」←オレね
 「行ったよ!いいところだよ」
 「ほう。オススメの宿ってある?」
 「○○○○!!もうそこしかない、絶対そこ!!」
 「いやー…、あそこは日本人宿だよねー。できれば避けたいなあ」
 「いーーーーや!絶対に行くべし!○○○○無しでプリーはありえないから!!!」
 「あんまりいい話も聞かないんだけど。。」
 「そ!ん!な!の!、有名宿ではよくある話!!!とにかく絶対にいいからお願い!!!!!」
 「やけに推すねえ」
 「俺は○○○○でホントに楽しんだ。だから○○○○を伝えるのが俺の使命!まじで行かないと後悔するから!!!!」

 そんなに良いのであれば検討しますか。ま、泊まれればどこでもいいしね。というわけで話を戻します。

 さて、Y君がここにいる理由。それは日本領事館に来るためであった。彼は2等列車の中でなけなしの所持金をすべて盗まれたという。地獄のような2等列車内では、胃袋の中にでも隠さない限り貴重品は盗まれやすい。彼の場合もポーチを身につけてはいたが、気がつけば開けられて金だけなかったという。所持金ゼロのY君はほうほうの体でチェンナイに来た。そのときいちばん近い領事館がある場所がチェンナイだったというわけ。そこの領事館職員がとてもいい人でお金を借りることができ、実家に連絡がとれてこれから送金してもらうということでした。金がない彼は極貧生活を余儀なくされ、送金を待っているってわけ。

 Y君は大きな不安の中俺に再会したことでひどく安堵したのでしょう、再会を非常に感激し、とりあえずランチにこうと誘ってくれた。

 「メシ行きましょうよ!俺、いいところ知ってるんですよ!」

 貧乏どん底の彼である。大変安くてそれなりにうまい食堂を紹介してくれるんだろう。俺たちはエグモア駅近くまで歩く。クソ暑い中、カレーを食うのはどMだけどそれがいいんだよな~。

 「ここです」

 辿り着いた場所をみて俺は驚愕した。 つづく。。

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