やっとインド人と対等になる

 旅行記ではかなり省いておりますが、1ヶ月近くバラナシに滞在しております。あと1週間ほどで楽器レッスンも終え、インド出国のためとりあえずデリーに向かいます。デリーの後は西へ行き、アムリトサルからパキスタンへ行ってきます。

 というわけで、列車のチケットを早めに取ってしまいます。駅へはリキシャーを使わなければならない。毎度毎度本当によくもめた。しかしながら、ぼくもすっかりインドに土着しつつあり、今では地元インド人から「ババ・ジー」などと呼ばれからかわれている始末。ババ・ジーってのはヒンズーの指導者クラスの僧侶のことかな。サドゥーより格上ってかんじ?
 身も心もインド化した今、僕をだまそうとするインド人は皆無になっていた。ガンジス河をふらついてても、商売人が寄ってこない。寄って来てもすぐあきらめて帰っていく。リキシャーも例外ではない。

 「駅まで行きたいんだけど。おいくらかしら」
 「40ルピーだな」
 「20ルピーでいいでしょ?」
 「・・・OK」

 こんなかんじ。一応ふっかけてはみるけど、すぐ諦めてくれる。

 バラナシ駅には外国人専用窓口があるので、チケットをとるにはあまりにも楽。オフィスに飛び込み、3秒でフォームに記入して提出。5秒で発券というスピード。バラナシの窓口は恐ろしく対応が早い。
 無事チケットを確保し、宿に戻るべく再びリキシャと交渉に入る。

 「ゴードウリヤ交差点まで行って。いくら?」
 「60ルピーだ」
 「20ルピーでOK?」
 「・・・OK」

 あまりにもスムーズ。思えば、最初バラナシに来た時は大変だったな。本気でブチ切れたからな。ここにきて、ようやくインド人と対等になってきたなと。もうすぐインド離れちゃうけど。。特別インド人に対して身構えることもなくなった。悪人はすぐにわかるし、わかりやすいし。余裕が出てきてはじめて、対等になれるのかもしれませんね。

 ちなみに、わざわざ駅までチケットを買いに行かなくても、安宿街にたくさんある旅行会社がチケットを買ってくれます。手数料が50Rs程度なので、リキシャと交渉するコスト、足を運ぶコストを考えるとそっちの方が楽でしょう。それでも、旅人ならできるだけ自分のことは自分でしましょう。他人に甘えることに慣れると自信がなくなっていきます。ビザ取得なんかも、自分で大使館に出向いて取得することはいい経験になります。

 バラナシには猿も多い。猿もまた神聖な動物とされているため、奴らはやりたい放題だ。度々俺の部屋ものぞかれる。ホントふてぶてしい奴らでね、どなってもビクともしないの。インド人にはなめられなくなっても、サルにはなめられっぱなしだ。

 今日もカレーが美味いです。何も言わなくてもチャパティやらライスがどんどん追加される。もういらない、と言ってもチャパティをポーンと置いて、ニヤリとしやがる。いじめかよ。

 ところで、インドと言えばコブラ使いじゃないですか。笛吹いてコブラを操るという、なんともシュールな職業の方。実際にコブラ使いはそこら中におります。道端で実演しております。しかし、たいして興味がないのなら、流し見する程度にしておきましょう。じっと見ているとお金をせびられます。けっこう観光客がこれに引っ掛かってるんだよね。「金払え!」とコブラ使いに言われて唖然とする外国人たち(笑)。
 ちなみに、安宿街の狭い通りを歩いていたら、前からコブラ使いが歩いてきた。で、俺とすれ違いざまに、コブラが入った箱をいきなりパカッとあけやがってコブラさんがコンニチワ。そしてこいつもニヤリ。マジビビったわ、ふざけんなテメー。世の中にはな、ヘビ恐怖症の人とかいるんだぞ。

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