カレーの美味さと韓国人

 やっぱりね、カレーが最適なのよ。美味さだけじゃなくてさー、体がメチャメチャ調子いいのよ。あれだけ食ってるのに胃もたれしないんだよね。むしろ胃腸の調子が絶好調。それほど水分取っていなくても代謝が良く、しっかり排出されるのね。やっぱりスパイスだよね。インドが長きにわたりスパイス文化を築き、今日も現役というのは、まったく理にかなっているわけですね。インドに来て間もなく、カレーに飽き飽きし、「何でカレーしかねえんだよ」などと不満を漏らしていましたが、大変申し訳ございませんでした。日々の元気を、カレーを通していただいております。
 毎日同じ食堂に通って毎回ターリーを注文しているので、もはやテーブルに座っただけで自動的にターリーが出てくるようになった。マジで美味いので、いつもボスに感想を言っているほど。今日もVery niceだったぜ!と。

 モンスーンが近づいてきているらしい。異様にジメジメしてきた。10年ほど前、大きなモンスーンが来てガンガーが氾濫し、この安宿街も水没したことがあるらしい。地元のインド人は今回のモンスーンについても警戒しているようだった。

 近頃、オレンジ色の衣服を身にまとったインド人集団をよく見かけるようになった。かれらは熱狂的なシヴァ派ヒンズー教徒であり、年に1回、遠くの町や村から巡礼に来るらしい。1ヶ月ほど滞在してお祭り騒ぎをして、最後に聖なるガンジス河の水を持ち帰るのだという。それにしても彼らのランチキ騒ぎっぷりには笑える。バカでかい音楽を鳴らして狂喜乱舞してる。カルト過ぎてちょっと怖いくらい。
 バラナシはシヴァ派最大の聖地なわけで、そういった熱狂的な巡礼者のみならず、修行僧も筋金入り。シヴァ神とまったく同じ姿をしたサドゥーをよく見かけた。さすがに蛇を首に巻いたりはしていないが、三叉の槍なんかを持ってたりしてビビる。

 話相手が韓国人の生徒たちくらいしかいないため、どうでもいいことをよくしゃべっている。

 「俺さー、以前ソウルに行ったことがあるんだよ。大きい街だよね」
 「大きいけど汚ないね。自分はソウル出身じゃないけど」
 「日本人だからきつく当たられるかと思ったけど、意外と優しかったよ」
 「日本人を悪く言う奴は一部じゃないかな。奴らはクレイジーだよ」
 「ところで日本ではね、ちょっと前までペ・ヨンジュンって人が人気だったんだよ。知ってる?」
 「ああ・・、あいつは金の亡者で有名だね(苦笑」

 で、ソルもソンヒも愛想がよく、他の韓国人たちにやたらと俺を紹介するのな。アニョハセヨ~と俺も愛想よく振る舞い、彼らもコンニチワ~と返してくる。みんな本当に礼儀正しくて優しいんだよね。けっこう日本語知ってるしね。
 俺も少しはハングル語を知っている。大好きな映画「パッチギ」で仕入れた知識。劇中の名シーンを再現しなければなるまい。

 「君たち日本語結構知ってるんだね。俺も韓国語しゃべれるよ」
 「本当に?しゃべってみてよ!」
 「タンシネ ケー モッコシプスィムニダ(あなたの 犬(ペット)を 食べたいです)」

 \ ドッ!! / 大爆笑。このセリフは、言いかえればかれらの犬食文化をからかうようなもので、実際は危険かもしれない。

 シタールはラーガに突入している。ラーガとは簡単にいえば曲。4部構成からなる組曲のようなもの。ラーガには非常に多くの決まりがあり、第4部のオープニングとエンディングは固定だがあとはインプロであるとか、季節ごとのラーガ、時間ごとのラーガなどがある。エンディングはそれはもう大盛り上がりになり、力強くダイナミックなトレモロピッキング&ベンディングでフィニッシュ。ラーガにもよりますけどね。

 滞在時間が残りそれほどないので、ラーガは3つやるのが限度。現在1つだけ消化。Yamanという有名なラーガで、夜のラーガ。今取り組んでいるのが夕方のラーガで、マイナーコードで攻める悲しげな曲。日が落ちてからは弾いてはいけません。
 それにしても、ソルの演奏がひどい(笑)。とにかく荒っぽい。師匠も「He is dangerous player」と呆れている。

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