あたたかい家族に囲まれて

 前回の続き、チャパティの作り方。生地の作り方は小麦粉と塩と油と水をこねるだけだが、けっこうコツがいるらしい。特に水の量。生地ができたら小麦粉をまぶして平たく伸ばし、鉄板の上で焼く。2,3分両面を焼いて完成なんだけど、なにしろ焼く枚数が多いためかなり大変そう。もともとインド人は大食いだし。

 「これを一日に3回もやるのよ」

 と妻のハニーはサラリと言っていた。主婦も大変だ。この日の夕食はつくってもらったサブジー・パニールとチャパティ。大変おいしかった。いくらでも食べられるぜ。

 ちなみに帰国してからチャパティを作ってみた。案外難しくて最初は失敗続きだった。確かにコツさえつかめばどえらい勢いで大量生産できそう。食事の回数が多く、消費する量も多いインドならではの効率的な食べ物ですね。

 食後家族と団らんしていると、空模様が急激に変化し、雨が降り出した。雨が大好きな娘のアニーは外で大はしゃぎしていた。本当にかわいいねー。今は雨期、この前ここを訪れた時は乾季だったので、景色の変わりようが極端だった。雨期の今は緑が増え、川やダムの水は大幅に増水している。まったく異なる景色になっていた。旅をしていると雨期は厄介ではあるけれど、自然が一気にあふれ、花咲くところがすばらしい。そう考えると日本の四季も大したもんだよね。客観的に見たら自然の変化を楽しめる国ともいえる。

 パパジーはデリーに出発しました。デリーから日本へ行きます。数か月滞在するようなので、うまくいけばぼくの帰国とかぶるかもしれない(実際に再会できた)。日本とインドは遠く離れているけど、少し無理すれば簡単に行ける場所。強い意志があればいつだってインドに行ける。

 ぼくの宿泊場所は、以前泊まった学校跡ではなく、リビングだった。インド人の生活の中心はベッド。ベッドがソファ代わりなので、ここで食事もすれば宿題もする。家族たちは別室の寝室でみんなで眠る。ネパールから出国してインドに再入国、久しぶりに会う家族との再会などでこの日は疲れていたのでぐっすりと眠る。

 ところでこの家には子犬がいる。ジョジョという名前。子犬なのでやたらと元気でとてもかわいい。まるでぬいぐるみ。また、この家族にはまだ小さいメヘクという女の子がいる。子どもの成長は早いもので、2か月前会ったときからずいぶん大きくなった。相変わらずベイビーではあるが、言葉もけっこう話すようになった。俺のことをミスター、ミスターと言ってなついてくる。俺の持ちモノにも興味シンシンでなんでも口に入れようとする。この家族はみんな顔立ちもきれいだし品があるし何より優しいし、居心地が非常にいい。

 これからの予定は、3,4日この家に滞在する。2か月前に滞在していた、授業をさせられた学校を経営している家にも挨拶に行きたかったのだが、一家で旅行中ということで会うことはかなわなかった。モラダバルで最初にお世話になって別れ際に号泣してしまった家族のもとにも行く予定。とにかく、このインドで出会って縁をもったみんなと有意義な時間を過ごしたいと思う。ネパールを早めに抜けたので時間に余裕があるし。
 そしてここシタールガンジを去った後はバラナシに戻ります。ちなみにモラダバルからバラナシへの所要時間は17時間。当然モラダバルにてチケットを取らないといけない。これが憂鬱。しかし、バラナシを終点に、インドの旅は終わる。次はパキスタン、中央アジアなどが待っている。めんどくせーーー

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