インドと大麻

 当サイトへの流入検索キーワードは「大麻」がけっこう多い。だから、というわけではないが、少し言及しようと思う。

 インドで流通しているものはマリファナが多く、次にチョコとチャラスってところ。つーかね、んなもん中東や東南アジアでやってろよ、と思う。インドはそんなものより、もっともっとおもしろいものがたくさんあるのだから。

 実際、大麻や麻薬を求めて旅に出る人は多い。求めてなくても現地で味をしめてどっぷりの人も多い。とある国で出会った女の子なんかタンポンに薬物詰めて日本に持ち込んでいると言っていた。もう末期的なバカである。そこまでするかと。別の子は、現地NPOで活動しているものの、主となる目的は大麻とまで言い切っていた。まったく世も末である。やるやらないは個人の自由だろう、とあなたは言うかもしれない。その通りだ。だが、最後までそんな目的に突っ走って旅を終えた人間など、価値が知れている。その後も同じ穴の狢同士で群がり、精神的にも文化的にも成長は見込めないだろう。人間が社会に在る理由とは、人の中で成長し続けていくことだ。そして、人間がこの世に在る理由とは、愚かな自分自身を悟ることにあるのだ。

 大麻そのものを悪とは思っていない。医療の現場でも活躍しているし、身体的にもほとんど害はない。ただ、大麻>>>旅という頭が情けないということだ。

 旅した先々で薬物や大麻におぼれて沈没している連中をたくさん見てきて、心底うんざりした。僕がインド以降日本人宿を避け、日本人を避けてきたのはその理由が大きい。薬物大麻好きなのは日本人だけではないが。

 最後に。大麻ならネパールがいいよ。