1日目:飛行機と電車とバスでインド北東部ネパール国境近くの田舎町へ

2015年8月30日(木)
この日、晴れて無職になり、インド再訪の日を迎える。人生3度目の無職だ。
今回は、東京駅八重洲北口から出ている激安900円京成バスを使ってみた。ほぼ満席だったので、予約した方が無難だと思う。激安だがまったく不便はなく、1時間程度で成田第2ターミナル北に到着。さっさとチェックイン~セキュリティチェック・出国審査を通過し、のんびりとロビーで待つ。フリーWifiでいろいろ調べていた。久しぶりのインドなので不安はあるが、調べすぎてもつまらない。今回、観光は最終日に1箇所だけと決めてあるので、どこに行くかだけ検討していた。そして結局決まらなかった。

搭乗機は、1日に2便ある成田→デリーの直行便・エアインディア。出発は11時。この日は木曜だったためか、かなり空いており、窓側の3席を独占できた。フライトは7時間以上なのでだいぶヒマ。ロクな映画がねえ。乗客は9割インド人。かれらは落ち着きなくウロウロヨチヨチと機内を散歩をしていた。エコノミークラス症候群を恐れているのだろうか。

デリー国際空港に到着。午後5時くらいだったかな。久々のインドにトキメキMax(ももクロ)である。トキメキもあるけどやっぱり不安。7年ぶりの地獄だからね。しかし、今回はリキシャに乗る予定はほとんどない。それに滞在は田舎の友人宅、強い味方ばかりだ。

今回の旅は時間がない。たったの1週間。だから多少は無理しなければならない。デリーで一泊などしているヒマはない。今からすぐにバスパークまで行き、そこから夜行バスに乗る。フライト時間を合わせたら、14時間ぶっ通しの移動だ。
さっさと入国審査を済ませて荷物を取り戻し、両替へ。空港内の両替はレートが悪いが今回は仕方ない。短期の旅行だし、一気に両替。ちなみに日本でインドルピーを用意することはできない。インドルピーは国外持ち出し禁止である。
金を手に入れたらすぐに移動。あたしゃデリーメトロに乗るよ(まる子風)。
この数年でデリーメトロはかなり整備が進み、空港から安価で安心してあちこちに行けるようになった。自分にとっては初メトロだ。ちなみに俺は、2年前にムルジさんが来日した際にもらったメトロカードを持ってきていた。有効期限があるので使えるかどうかは微妙だったが大丈夫だった。窓口で200Rsほどチャージ。メトロを使うことが多ければこのカードは持っていたほうが便利ですね。

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メトロは改札入る前にセキュリティチェックがある。空港のようにX線検査と身体検査がある。俺は手に持っていたペットボトルのお茶にひっかかった。ガソリン疑惑をかけられたのである。

「何だそれは」
「お茶だよ、Japanese Tea」
「ホントか?飲んでみろ」
「あいよ」
「もっと飲め!大量に一気に飲んでみせろ!」
「アイ」
「…おい…平気か?」
「だからお茶だって!」

というわけではじめてのデリーメトロ。案内が不親切でよくわからん。。路線自体はシンプルなのだが、行き先が微妙に変わっていたりする。考えすぎかしら。電光掲示板があるんだけどこれまたよくわからないのよ。あちこち聞きまわって乗車し、ここから1時間くらいの移動になる。途中1回乗り換えがあったが、メトロ構内はしっかりと案内板が出ているため迷子になることはない。行き先はメトロブルーラインにあるAnand Vihar ISBT。UK州が行き先の専用バスパークがある駅だ。

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これからどこに行くのかというと、2008年旅行時にホームステイしていた2家族のもとである。UK州のシタールガンジという田舎町を目指します。デリーから5,6時間程度の距離にある田舎町。鉄道で行くには乗換えが何度も発生するし、最寄り駅からその町まではかなり遠いため、バスしか選択肢がないわけだ。過去の経験から、バスの移動はすっっごくイヤなんだけどね。

デリーメトロはインドらしくなくてつまんない。みんな押し黙って品がいいんだよな。で、ちょっとしたルールがあって、次降りる人たちがドア付近に移動してくる。そのため、場所を譲るのがマナーっぽい。降車駅が先の場合、通路や奥の場所に待機することになる。車内は思ったほど混雑はしていなかった。混んでいる区間でも、通勤ラッシュ時のTOKYOよりはだいぶまし。というか東京が狂ってる。

Anand Vihar ISBTに到着。改札出るのももちろんメトロカードを機械にかざすわけですが、これがまた厄介で、30%くらいの確率で反応してくれない。つまり改札が機能停止状態になる。そのため混雑が発生する。さすがインドであるが、システム・車輌ともに純国産ではないので責めないであげてほしい。

バスパークは駅出てすぐのところにある。かなりの広さですさまじいバスの数。おそらく30000億万台はあっただろう。この大量のバスの中から自分が乗るバスなど見つけられるわけがない。案内板は出ているのだがヒンディー語のためさっぱりわからない。早速途方にくれる俺。そして薄暗いでこぼこ道で足をとられてくじいてしまった。ちなみにこの痛みは旅行中続くことになる。
しかしさすが俺、事前にバスをオンラインブッキングしていた。この予約フォームを印刷してあるため、バススタッフに見せてたどり着けばよい。しかしバススタッフとはいっても制服など着ているわけがなく、乗客と区別が付かないし言うことはテキトーだから困った。

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これがインドである。方々からクラクションが響き渡り、あたりはカオスそのものだ。暑さと喧騒、人の多さ、野犬の多さ、ゴミの多さ。生命力がみなぎっている。地獄のような光景だが、もう楽しくて仕方がない。
ブッキングしたバスはAC付きバスで、他の超オンボロバスに比べたらウルトラスーパーデラックスではあるが、やはり汚い。ひび、よごれ、へこみ、ゆがみ、はがれなどが多数。いよいよ乗車しそうな雰囲気になってきたのでフォームを見せて乗車。座席も決まっているから安心。もう、相変わらず狭いなあ!ジェットスターの座席くらい狭いぜ!
バスは満席で出発。間もなくDVDの放映が始まる。おい、音量でかすぎだろ。夜行バスだろこれ。なんでこうなっちゃうのかな。
ACはガンガン効いていて氷づけになりそうだった。インドは適度というものを知らない。この状態で5時間我慢しなければならない。
途中までは道路が整備されていて快適だった。半分くらい走ったところで途中休憩があり、食事をとる。30分くらいかな。深夜なんだけど、レストストップなので店は開いている。ちなみにバススタッフは乗客を連れてきてあげているという名目で、タダメシが食えるらしい(笑)。すげーニコニコしながら食ってたよ。俺の目の前で。

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休憩を終えて出発。ここから先はもう地獄だった。道路が酷すぎる。もうデコボコどころじゃなくてトゲトゲである。バスがジャンプするジャンプする。とても寝られたものではない。寝たけどさ。
そんなわけで20時頃出発したバスは、目的地のシタールガンジに朝4時くらいに到着した。降りる場所は運転手にあらかじめ言っておけば対応してくれる。だが確実ではないため、休憩時間などにリマインド入れておくとちょっと安心かも知れない。ちょっとだけね。

降車場所は、目的の家族宅近くの大き目のチョーク(交差点)を指定していた。ここまで来ればなんとかなる。歩いて3分程度らしいから。「らしい」というのは、この家族、実はつい最近家を建てかえて引越したのだ。7年前のお宅から徒歩5分程度の場所なので、このチョーク付近はまだ記憶に残っている。心配なのは野犬だけだなー。
しかし、バスを降りた俺は絶望した。霧が濃すぎて周りが見えん・・・。犬にも襲われかねないよ。こんな時間に人が歩いているわけもなく。ま、なんとなく方角くらいはわかるので少し歩くと目的地を発見。なぜこんなに簡単に見つけられたかというと、その家は大豪邸だからであーーる。

ここシェリー家は、夫婦で学校を経営している。奥さんのほうは初等学校の校長、主人の方はその上のグレードの校長だ。そして主人の方は、この地域一番の有力者であり、その名を知らない者はいない。
遠慮なくインターホンを鳴らしてよいと言われていたため、素直に従ってベルを鳴らす。なかなか出てこないのは豪邸だから玄関まで遠いのか、単に起きないだけなのか。それとも家を間違えているのか。何度かベルを鳴らしていると、奥さんが出てきてくれて、感動の再開を果たす。とりあえずまだ深夜なので休みましょう、ということで部屋に案内してもらう。
3階にあるゲストルーム。とてもきれいで広くて快適。トイレ・シャワー・鍵付きロッカー完備。そしてエアコンもついており、しかも日立製だ。だが日立サポート営業所はこのあたりにはなく、一番近くてデリーらしい。故障などあると面倒であろう。長時間・長距離移動で疲れていたのでとりあえず寝る。シャワーも浴びずに寝る。暑いのでさっそくエアコンを使わせてもらい、快適に眠る。クソ疲れた。移動しかしてねえよ。

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