さようならチェンナイ

 びっくりした。ショックだった。意味がわからなかった。頭が真っ白になった。呆然とした。そしてその直後、気が動転して飛び起きた。

 俺は今チェンナイにいる。旅立ちの前の夜、僕は久々にビールを飲んで安らかに眠っていた。夢うつつの僕。何か、とても心地よい感覚になった。ハッとした。

 この歳になっておねしょしちゃった。。

 もうね、なんという屈辱。とにかくびっくりして飛び起き、一目散にシャワー室にかけ込んで早朝4時から洗濯。いやーまいった。おねしょですよ。おねしょするなんて…。やっぱり昨晩がっつり食ったカレーとビールかしら。

 あぁ~おねしょしちゃったよー。というショックからはすぐに立ち直り、朝食のパンを食べ、7時にチェックアウト。エグモア駅まで歩き、そこから善良なリキシャーでセントラル駅まで。俺が乗る列車は始発なので、すでに列車はホームに来ている。これだから始発はいい。

 これからプリーに行きます。そのために、最寄駅のブバネーシュワルに行きます。翌日の早朝5時くらいに着く予定。なのでかなりの長旅になるわけです。寝過したらコルカタまで行ってしまう。俺はもうチケットをずっと先まで手配しているため、ミスは許されない。

 列車は走り出す。もちろんスリーパークラス。このクソ暑いチェンナイである。列車内のクソ暑いことといったらない。ひたすらじっとして時が流れるのを待つ。この道中は停車駅が極めて少ないため、数少ない停車駅で軽食や飲み物を調達しつつ、じっとしている。石にでもなってしまおうか。何も考えない、何もしたくない。南インドでは社会主義活動が活発で、駅構内のあちこちに鎌と槌の共産主義マークが落書きされている。時々デモも見かけるほど。

 もうひたすら不快きわまる道中。とにかく暑いんだ。暑くてジメジメベタベタネチョネチョするんだ。このジメジメベタベタネチョネチョは夜になってもおさまらず、放心状態だった。いつもこんな生活しているインド人ってほんとにすごいよな。すごいというかアホだ。おねしょした俺が言うのもなんだけど、アホである。

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