飽きた

 食い過ぎで胃もたれ。インドに来てから胃もたれは初めてかもしれない。やっぱりパンのせいかな。パンじゃなくてパイを食ったんだ。クソ不味くてクソ甘いパイ。拷問だったよ。インドのお菓子の甘さはおかしい。

 さて、カンニャークマリ滞在3日目。もう暇になっちゃった。里帰りも3日目はもう暇で仕方ないよね。とりあえず「ひまだ」とつぶやいてみる。が、そんなこと言ったところで何もならない。誰も応えてはくれない。泊まっている宿は広々としていてベッドはダブルサイズ、風通しがよくて極めて快適。ゴロゴロしているだけで気持ちいいんだけどね。宿の前の売店で朝食のバナナ2本を買ってきて食う。バナナは間違いない。うまい。特にもう予定はないのでずっと部屋に閉じこもって考え事をする。

 旅に出るといろんなことを考えるわけですが、僕の場合、ずっと反省ばかりしている。いろんな反省。半生の反省。もうすべてが反省。帰国したらしっかりしないといけない。しかしながら旅に出たからこそ気づけたわけですけどね。他人のことも自分のことも。人のつながりは人生において一番大切かもしれない。他人を大切に思えなければ一生不幸だ。問題は、その感覚をどうやって保持するか。頭でわかっているのと腹に落ちるのでは雲泥の差がある。まさか事あるごとに旅に出るわけにもいくまい。そういう意味ではバックパッカーなどそうそうするものではないと思う。何のコタエも見つけられない人が、いつまでも旅をするんじゃないのかね。

 すっかり習慣となっている瞑想をしてから海に出かける。海しか行くところがないし。水平線を眺めると、広大すぎるインドがこの先にはもうないんだということが不思議に感じる。ここは最南端。再び北上しなければならず、まだまだインドからは抜け出せない。相変わらずインド人がたくさんいるな。家族旅行が多く、カップルで来ているなどまずありえない。インド人の家族の結束は見事なもので、日本人は学ぶべきものが多い。ライフスタイルの基本は宗教と家族でなければならない。これはインドに限ったことではない。
 レッドバナナをたくさん買って宿に戻る。まじでレッドバナナ美味すぎ。マンゴーの美味さも殺人的だけど、レッドバナナやばいよ。

 ひとりでグダグダと時間を浪費するのはとてもツライと痛感した。やることがない、暇をつぶすものもない、友達もいない、まったくの孤独。こんなグダグダ感はインドに行く前にビザ発給待ちをして無為に過ごしていたバンコク以来だ。あの時も不毛だったけど、友達がたくさんいた。それに都会だから毎日遊びに行って美味いメシ食って毎晩クラブに通って遊び狂ってた。南京虫にも苦しめられたけど。あのビザ待ち1週間は今思うと地獄のようだった。何も建設的なものがない。だからカオサンで沈没している旅行者は大嫌いなんだ。あたい、カオサンそのものが大っ嫌い!! 今は孤独そのもの。孤独ではあるが、虚しくはない。ゆっくり流れるインドの時間、何もしなくていいことはある意味贅沢なのかもしれない。ただ、今という時間が過ぎ去るのを感じるのみ。それが現実だ。

 言うまでもなく今自分は無職。帰国したら就職活動をしなければならない!この待ち構える現実は正直怖かった。自分が何をしたいのか、何をすべきなのかは曖昧だし、これからどうやって仕事の充実感を得ればいいのかわからない。。旅に出る前に働いていた会社でも、決して前向きな仕事ぶりじゃなかった。仕事が好きなわけじゃなかった。嫌いでもなかった。同僚も後輩もたくさんいたし、人任せにできた。次はこうはいかないだろうなー。ようやく真面目に社会と向き合えそうだ。けど恐い!無職は慣れてはいけない。取り返しのつかないことになると思うぜ。

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