アーグラー到着~タージマハルへ

 3時間半遅れでAgra Fort 駅に到着。インドの列車は車内アナウンスで到着駅をお知らせしてくれるような親切なことはなく、自分で注意してないといけない。時間どおりに着くのならまだしも、たいてい遅れるため、何時間も気を抜けない状態になりかねない。今回のように! まあ同じボックスの外国人もアーグラーで降りるみたいだし、同じ車両には日本人の団体客もいる。かれらもたぶんアーグラーで降りるだろう。なんといってもアーグラーにはタージマハルがあるのですから。

 駅に到着するも、目的のゲストハウスまでは4キロほどあるし、なんといってもこのアホのような炎天下、歩けるわけがない。というわけで、恒例のリキシャワーラーとの交渉です。いきなり40Rsという妥当な値段のため、決定。世界的な観光地では、リキシャにもサービス教育が施されているのだろうか。リキシャはまっすぐゲストハウスに向かってくれた。ゲストハウスはSakura Guest House。ここからジャイプル行きの直行バスも出ている。ちなみにここからタージマハルまでは遠い。タージマハル近くの宿は高いんだ。

 さて、ゲストハウスの安い部屋はすべて満室。アーグラーの宿は軒並み高めだが、俺が渋々チェックインした部屋は1泊250Rs!高い。。2泊だと400Rsだというのでそれで妥協。タージマハルから遠いせいか、外国人は見かけなかった。とりあえず腹が減っているので、宿内のレストランで食べようかな。メニューを見て目玉が飛び出てしまったため、すぐ近くのチャイ屋で10Rsのパンとチャイを注文。この売店で接客してくれたのは、なぜかリキシャワーラー。ちょうどいいタージマハルまでの値段交渉をするか。

 タージまでは60Rsだって。交渉していると、宿のオーナーが来たので、ここからタージまでの相場を聞くと55Rsだって。というわけで、55Rsにしてもらう。まあ料金的には妥当かなと。チャイもおごってくれたし、いい人だし。決めましょう。俺はタージ行きの準備を整え、オートリキシャに乗りこむ。タージマハルに向けて出発。実はタージは既に見てたんだよね。列車の窓から。その時もかなり興奮したのだが、実物はとてもそれどころじゃなかった。

 リキシャはまっすぐエントランスまで。チケットブースに行くと、出ました。大嫌いな外国人料金!ガイドブックによると、入場料250Rs+ADA500Rsとある。ADAは任意だと書かれている。任意だったら当然払わない。というわけで、チケット売りにその旨を伝えると、ダメだと。今はADAは必須だという。ガイドブックが古かったようです。それにしても、750Rs(=約2100円)ですよ!? 俺はごねた。ごねまくった。周りのインド人たちも興味深そうにやりとりを聞いている(笑)。そんな俺にチケット売りのオヤジは、「帰れ」ですって。満面の不機嫌面で舌打ちしながら、できるだけシワシワ&メモ書きされた汚い紙幣で750Rsを支払い、入場ゲートへ。かなり入念なセキュリティチェック。警察がチェックしてるんですよ。ごっつい銃を下げて、恐いのよ。バッグの中を全て調べられ、ボディチェックも受け、ようやく入場。この厳重さ。ちなみにインド人の入場料は20Rs(=約60円)でした。

 タージマハルに行くには、タージマハル門をくぐる。すでにこの門が巨大で荘厳。そして、門の先には、タージマハル。この世で最も美しい建造物。息をのむとはこのことか。あまりの美しさに絶句する。

 門からタージ本体の中間くらいに写真スポットがある。ここで列車のボックス席で一緒だったメキシコ人のタリアに再会したので、記念写真をお願いする。ひとりでバッチリ撮ってもらったあと、インド人の若者4人組に「一緒に写真を撮ろうぜっ!」と無理やり巻き込まれた姿も撮ってもらう。タリア苦笑いですわ。そしてようやくタージマハルに向かう。しばらくタリアと一緒に行動していたのだが、よく笑う子で、目の色が鮮やかなコバルトブルーですごくきれい。ラテン系っていいよね。男も異様にかっこいいんだよね。

 タージマハル内に入るには、靴を脱がないといけない。神聖な場所です。下駄箱に靴を預けるのだが、チップがいる様子。俺は何も言われなかったから払わなかったけど。で、靴というかサンダルなんですが、預けて素足になるじゃないですか。強烈な日差しに照らされた大理石がメチャメチャ熱いんですよ。魁!男塾であった、悶邪の舞。あれそのもの。あっちっちと踊る俺を指さして笑うインド人ども。なんでお前ら平気なんだよ。。ちなみに裸足や靴下じゃなくても、靴カバーが売られていて、これをかぶせるという手もあります。

 言うまでもなくタージマハルはお墓である。メインは棺になるわけです。あのド派手な建物のなかに、ひっそりと棺があるわけです。いかに贅沢な建物か、ってのがわかります。敷地内を歩いていると、多くのインド人から「一緒に写真を撮ってくれ」と声をかけられます。俺は合計13人と写真を撮った。タリアは相変わらず苦笑い。インド人のこういうところは好き。なんというか、すごく素直で。

 あまりの美しさにこの場を離れたくなくて、すっかり満喫した様子のタリアとはここで別れる。しばらくうろついていると、来ましたよ。商売人が。

「ハロー。いい写真スポットがあるんだ。こっちにこいこい!」
「ハロー。ありがとう。って、ここは立ち入り禁止の場所じゃねえか」
「ノープロブレム。さあカメラをよこせ、撮ってやろう」
「ノープロブレムじゃないとは思いますが、どうぞよろしくお願いします」
「よし、そこに立て」
「はい」
「今度はあそこだ」
「はい」
「オー、ベリィグッド。いい写真が撮れたぞ。というわけで、お金を…」
「サンキュー!グッバイ!!」

 最後まで言わせずに立ち去る。背後からののしる声が聞こえるが、知ったことではない。ちなみにこの商売人が撮った写真はメチャメチャでしたわ。

 さすがに超1級世界遺産だけあり、敷地内には飲料水場があり、俺はケチなインド人の群れにまじり、その水をペットボトル2本に詰め込む。ちなみに再入場はできました。再入場といっても10分くらいで戻ってきたんだけど。その時にもチェックは厳しく、「なぜまた戻るんだ」「何しに行くんだ」「いつ戻るんだ」などと尋問され、再入場の際にも再び厳しい荷物&ボディチェックをされる。持っていた電子手帳に興味シンシンだった。

 たっぷりとタージを堪能し、ようやくランチ。近くの食堂でターリーを食べ、宿に帰ることにする。さて、またやらないといけないのね、リキシャとの交渉を。ひと揉めもふた揉め…8揉めくらいし、疲れ果てて帰りました。ほんとリキシャは勘弁。

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