デリー到着。すぐさまバラナシへ

 シタールガンジに涙の別れを告げて、デリー行きのバスに乗りました。デリーに入ってからはすさまじい渋滞。バスはまったく進まなくなった。雨期だから道路の状態も悪く、イライラがイライライラくらいになっていた。もうこの日のうちにバラナシに移動したいので、あまり遅れても困るんだよね。もう列車の目星も付けており、それを逃すとデリーで1泊しなくちゃいけない。
 相変わらずバス車内には気が狂ったかのようにヒンズー音楽が鳴りっぱなし。それでもインド人は平然としている。まったく動じない。

 6:00デリーの到着予定が、4時間遅れの10:00に到着。12時間もバスに乗っていたことになる。デリー中心部からかなり離れたバススタンドに到着です。これからニューデリー駅にいかなかればならない。もちろんリキシャを使わないとけないのがつらいところ。プリペイドリキシャスタンドを探す。いつものようにリキシャドライバーどもがわらわらと群がってきております。

 「リキシャスタンドはクローズした」
 「ニューデリー駅まで400Rs」

 などと極めてバカ。バカにもほどがあるので無視して、大通りの交差点にいるポリスにプリペイドリキシャスタンドの場所を訪ねると、とても親切に教えてくれた。
 チケットカウンターには4,5人程度しか並んでなかったので、あっさりチケットを買うことができた。プリペイドはもめることがないから便利だね。もめようがないからね。駅まで80Rsです。適正価格です。

 ニューデリー駅までの道中がいよいよすさまじい渋滞で大変だった。排気ガスがひどいんだ。あと暑さ。走っていればそれなりに風が当たっていいんだけど、停車が多いからとにかく暑い。
 駅まで1時間かかった。しかも駅の裏側に到着したので、クソ長いプラットフォーム陸橋をクソ重いバックパックを背負って歩かなければならない。すっかり慣れた外国人専用予約窓口に行き、目的のバラナシ行きチケットを確保。もちろんスリーパークラス。ところでバラナシには主要な駅が2つあり、便利なのがバラナシ・ジャンクション駅。もうひとつがムガルサライ駅という中心からけっこう離れた駅。残念ながら僕のとったチケットは後者のムガルサライ行き。スケジュール的にこの列車しかなかった。デリーに一泊せずにこの日のうちに移動できるのはありがたいことだけど。

 時間があるのでおなじみのメインバザールに向かう。T/Cを現金に両替し、メシ食ってネットカフェに行く。久しぶりにメールを見たら、多くの人(2名)からとても心配しているメールが来ていた。麻薬組織に拉致されてるの?とかジャングルで行方不明になってるの?とかひどい偏見だよな。

 というわけで、メインバザールをフラフラとうろついたものの、とにかく暑い!死ぬほど暑い。何もしなくても体力がどんどん消耗していく。ナイトバスにずっと乗ってたし、体は休まってないんだよね。眠いし。

 暑過ぎてやってられないので、駅の外人用窓口に入り浸る。ここはエアコンが効いてる貴重なパブリックスペース。雨期のせいなのか、外国人の姿が少ない。賑わっていれば堂々と居座れるんだけど。まあ、賑わってなくても堂々といたけどね。。

 列車はデリー始発なので、発車時刻の1時間前に車両はホームに着いている。とにかく眠いのでさっさと列車に乗って落ち着く。12時間のバス移動後、ろくに休憩もとらず、これからまた10時間の列車の旅。バラナシ到着予定時刻は4:40。
 列車は定刻通り発車したのだが、途中で謎の停車1時間。バラナシ早く着いても宿開いてないから別にかまわないが。列車の洗面所で歯を磨き、一足先に上段シートに上って寝た。こういう時に限って列車スタッフが夕食の注文を取りに来るんだよな。起こされちゃったよ。しかしながら、俺に注文を聞いてきたのは2回目。さんざん列車には乗ったけど、いつも完全に無視される。僕は何も食べません。とにかく眠いのです。

 これから向かうバラナシが、インドの旅最後の滞在地となります。ここに1ヶ月ほど滞在する予定。この旅行記もようやく終わりが見えてきた。

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