カトマンズでショッピング

 カトマンズでの観光はすべてこなし、あとは次なる目的地へのチケットの手配とショッピングのみとなった。カトマンズの後はポカラに向かいます。ヒマラヤトレッキングに便利なわけですが、残念ながら今は雨季。トレッキングはもちろん、ヒマラヤもほとんど見られないでしょう。でもネパールの数少ない要所なので、行くだけ行こうと思います。

 雨季とはいっても一日中雨が降っているわけじゃなく、曇り空がほとんどで過ごしやすい。たまにザーーーっと雨が降るかんじ。久しぶりに鼻毛の処理をし、ポカラ行きのチケットを買いに旅行会社に行く。予定通り、翌々日のチケットをあっさりと確保する。ちなみに相場通りの350Rs。早朝7時出発予定。

 ショッピングは帰国した時のおみやげです。自分のものは何も要りません。カトマンズはお店の数がとても多く、しかも日本人ウケしそうなものが充実しているため、ここで一気に買ってしまおうと。旅に出る前にいろんな人にメシや酒などごちそうになったし、プレゼントをくれた人もいたので、かれらのために全力でショッピングするよ!

 みやげものやがほとんどかというくらい、タメル地区は店の数は多く、様々なものが売られている。高価なものから安いものまであり、非常に便利。しかしながら選択肢が多過ぎて迷う。また、ヒマラヤトレッキングの準備をする人も多いようで、アウトドアショップもかなりある。もともとぼくは気が利く性格でサービス精神も旺盛な愛にあふれた人間なので、人への贈り物となると非常に慎重になる。おみやげ選びはこの日だけでは終わらなかった。やっぱり悩むよね。

 翌日には再びダルバール広場に赴き、ショッピング。さらにローカルエリアをうろつき、やっと傘を買う。これは自分用ね。雨季まっただ中のいま、傘を持っていないというのはアホ。ちなみに、前にバンドTシャツが多いってことを書いたんだけど、バンドTはローカルマーケット内にたくさんあった。
 最後にスパイスを買う。カトマンズの商業地区にはスパイスショップが腐るほどある。しばらくカレー文化に親しんでおり、それなりに恩恵を受けているわけなので価値のあるものだとは知っている。でもぼくは観光客。一応値切らないと気が済まない。

 「このスパイス、もうちょっと安くしてください><」
 「すまない、ホントこれ以上は無理なんだ」

 誠実そのもののスパイス屋の青年は大変申し訳なさそうに断っている。だが俺も同じく誠実な青年だ。負けるわけにはいかない。どちらが真の誠実か、勝負しようじゃないか。

 「その無理を越える姿がカッコイイと思うのです。お願いします」
 「そうしたいんだけどホント無理。ギリギリなんだって」

 僕は別に値切ることでこの青年を困らせたいわけじゃない。お金だって持っている。このスパイスはね、一番お世話になった人にあげたいと思ってるんですよ。金さえ出せばなんだって買えるわけだけど、それだけじゃただのモノなわけですよ。俺の気持ちがこもっていない。値切るということは、そのモノに見えない付加価値をつけるようなもんだ。それに店側も、利益にならない値段では絶対に売らないことを知っている。そもそも買い物とは双方の合意のもとで行われるものだから、価格は一律である必要などまったくない。

 「わかった。じゃあこうしよう。この先会う日本人みんなにこの店宣伝するよ。どう?」
 「う~ん・・・」
 「ほんとだよ。オレ、ウソ、ツカナイ。この目見てよ。この目」
 「OK。わかったよ。頼むな。これ、名刺渡しとくからよろしくね」

 というわけで、スパイスセット290Rs⇒275Rsに。この値引きを見るに、かなり無理言っちゃったんだなと。でも約束通り、途中でカトマンズ行きの日本人と接触した時はしっかり宣伝しといたよ。

 街を歩きつくし、もう飽きた。やることないしやる気もない。宿に帰ろう。もう明日にはカトマンズを去る。とても快適でいい街だったな。バランスがよかった。観光客向けの地区があり、少し外れるとローカルエリアがけなげに広がり、文化遺産は素晴らしく、何より気候がすばらしかった。ふと見上げると、空には大きな虹がかかっていた。明日、ポカラに移動。

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