自助論の要約1

投稿日時:2010/03/01(月) 00:02rss

 スマイルズの名著「自助論」をあたかも自分の言葉のようにのたまうブログ。第1回。

 世の中は不公平だ!と思いますか?ある意味では正しく、ある意味では間違っています。ある意味、とは、外部環境のこと。例えば裕福な家に生まれた、生まれ持った才能がある、美しい容貌、などなど、自我を除くものがこの外部環境であり、どうにもならない部分でもありますね。
 優―劣、美―醜、といったものがなぜ生じるのかは神のみぞ知るところで、そのようなどうにもならないことは嘆いても仕方ないこと。いつまでも外部環境を呪っても仕方ない。本当の不幸とは、まさにその「外部に責任転嫁する姿」なのです。いわゆる悪というものは、我々自身の堕落した生活から生じるもの。このへんは俺の言葉。

 我々の生きる意味はなんでしょうか。人生のゴールは人それぞれが持つ夢の実現があるかもしれませんが、生きているという事実は常に暫定的なものです。そういう意味で、生きるとは「成長する」ことだと思います。我々は成長しなければいけません。なぜ?社会をよくするためです。なぜ社会をよくする?幸福に生きたいからです。なぜ幸福に生きなければならない?それを望むからです。
 生きるための成長。大切なことはただ一つ。自己の成長に外部環境は一切関係ありません。これも俺の言葉。

 ここからサマリー。たとえば貧富の差。安楽で贅沢三昧の生活は、苦難を乗り越える力を与えてはくれない。自分の成長にとって、貧苦は決して不幸ではない。強い精神があれば、貧しさはかえって恵みに変わるもの。「艱難汝を玉となす」である。外部からの援助は往々にして人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ、その人をいつまでも成長させる。どんなに厳しい境遇でも成功には関係ない。困難は逆に人を助け成長させる。富は貧困よりむしろ人間の成長にとって障害となる方が多いのだ。

 成長するためにはどうすればよいのか。答えは極めて簡単。一生懸命働いて節制に努め、人生の目的をまじめに追求すること。人間の優劣は、その人がどれだけ精いっぱい努力してきたかで決まる。怠けものはどんな分野にしろ優れた業績を上げることなど到底できない。骨身を惜しまず学び働く以外に、自分を磨き知性を向上させ、成功する道はない。堅忍不抜の精神は何物にも代えがたい貴重な資質だ。
 常に勤勉であることで多くのものを学べる。それは日々の生活と仕事の中にある。書物からは学べない。現実をよく観察すること、実体験を通して知恵は得るものだから。読書ではなく労働で自己を完成させる。文学ではなく生活で得る。学問ではなく行動を良しとするのです。最大限の努力を払ってでも勤勉の習慣を身につけなければならない。同じことを何度も反復練習することも大切。この訓練により、どんなに困難な目標でも必ず達成できるようになる。

 時間とは消滅するものなり。かくしてその罪はわれらにあり。
 宇宙真理の掌の上にいる我々にもたったひとつの自由がある。それは時間の使い方だ。唯一の自由裁量。コツコツと努力を続ければ積もり積もって大きな成果に結び付く。毎日一時間でいいから、無為に過ごしている時間を何か有益な目的のために向けてみるといい。時間は、学ぶべき価値のある知識を吸収し、すぐれた信念を養い、良い習慣をしっかり身につけるために使われるべきである。時間だけは何物にもとって代われない外部要因なのだ。

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